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2010年 02月 12日
フランスに住んでいるとよく聞かれることのひとつに
「日本は恋しくない?」 というのがあって、その中には 「食事は、だいじょうぶなの?」 というニュアンスも、けっこうたっぷり入っていたりもするのだけれど 私どうやら、もともと雑食類らしく 日本食が恋しくて恋しくてっ! みたいなことには、あまりならないの。 上記の質問はフランス人と日本人から半々くらいの割合で投げかけられるのだけれど フランス人からこの質問をされるとき その表情には必ずといっていいほど 「スシとサシミの国からきたあなたが フランスの食事にどうやってなじめるのか?」 的な疑惑が見てとれるし、 逆に日本人の方から質問されるときは 「まいにちパンばかりで、おしょうゆ味が恋しくなりません?」 という、なかば同情的なまなざしを向けられることも多々。 でも、いくらフランスに住んでいるからって 毎日毎日クロワッサンで過ごしているわけじゃ、ないの。 そもそもクロワッサンなんて、 たった一個で、バゲット1本より高いのよ! あんなもの、私の中では高級食です それによほーど田舎に住んでない限り 近くにアジア食材店の一店や二店はあって 「おしょうゆ味的なもの」には、困らないのよ。 おしょうゆといえば、ちゃんとキッコーマンだって売っているのだから! それにフランス人、こう見えて実は お米使用率たかし! パンのかわりにお米ってこともよくあります・・・ ・・・が、問題はその調理方法。 日本人的常識で言うと お米は「炊く」ものですよね? それが彼らの手にかかると 「茹でる」もの、にはやがわり。 彼らにとっては、お米というのはどうやらパスタの一種のようです。 ちなみに気になる調理方法。 大きななべにお湯をわかしましょう。 ぐつぐつとお湯が沸いたら、洗っておいたお米をいれましょう。 キッチンタイマーを10分にセットして、そのまま放置。 ・・・10分後 ジジジー!とタイマーがなったら すかさずお米をざるにあけましょう。 よく水を切って、出来上がり!! ってフランス人!!! しかも彼らのいう「お米」とは インドのバスマティ米(タイ米よりもさらに長いとおもわれる)のことで 日本のまるく、粘りのあるあのすばらしいお米とは 比べられようもなく しかも彼ら、この長い、ぱさぱさしたお米に (アジア食材店で手に入る)寿司酢をふりかけ なんとなく海苔で巻いたものを マキ(巻き寿司のことらしい)と称して食べては 「やっぱり僕たちが作ると、うまくいかないよ!」 なーんて言われるしまつ。 いやもう、お米をえらぶその時点でまちがっているから・・・ ちなみに、日本のお米に近いものとしては (某カルフールマーク)や (某カジノマーク、カジノっていってもただのスーパーマーケットですが)などがあり この2つのスーパーマーケットはどんな辺境地にだってあるので なんちゃって和食にしたいときに、役に立つの。 ただこのお米、写真からもイメージできるように 「まるいお米」で、ヨーロッパの国々では まるいお米はデザート用なの! (除イタリア、かの国ではリゾットが丸いお米でつくられるもよう) 我が家はお米率がひじょうに高いので 買出しに行くたびに、このデザート用米を 5、6箱買わないといけないのだけれど お米をカートに押し込んでいると、 結構な割合で、周りから声をかけられます。 「それ、どうやって食べるの?」 そのたびにいちいちインドのお米と丸いお米の 水分保有率の違いや、 炊き方ひとつで別物になるってことを 力説するんですけれどね・・・ ちなみにこの国には 「便利なお米、5袋パック!」 みたいなものも存在して どういうものかというとね、 お米が100gずつ個別(?)に 細かい穴の開いた耐熱ビニール袋にいれられていてね ようはその袋ごと熱湯にほりこんじゃってくださいと ざるを汚す心配も 量をはかる手間もいらない、まさに主婦の味方!・・・なの?ほんとうに? 渡仏して間もないころ、 一度だけまちがえてこの手の個別包装米を買ってしまったことがあって 箱を開けたときのショックたるや・・! 個別包装からはすべて出して きちんと「炊いた」ことは、いうまでもないですけれど。 そんなわけで、なんちゃって和食なら 意外となんなくできるので、おしょうゆ味には困らないけれど 秋になると秋刀魚を大根おろしでたべたくなったり おいしい湯豆腐がー・・・とか めんたいこ・・・とか 食べたくなるので、このへんでやめにします。 やっぱり、恋しいのかしら? 旅行にでると、3日でお味噌汁が飲みたくなる そんなあなたも応援クリック! ↓ ↓ ↓ ちなみに本日の天気予報によると 今晩から明朝にかけて マイナス12度となっているのは なにかのまちがい、あるいはドッキリかなにかなんでしょうか? マイナス12度ってっ・・・冷凍庫よりも寒いんですよね?
by miaousagi
| 2010-02-12 07:33
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